せんそうとへいわ
・・・・・・俺のところに来たってことは、もう解っちゃったのかな? 予想より早かったね、さすがだよ。まあ、少し落ち着いて。紅茶、飲む? ああ、飲まないか。そうだよね、俺が何を入れるか解らないもんね。砂糖かもしれないし、牛乳かもしれないし、塩かもしれないし・・・・・・青酸カリかもしれない。
まあ、戯言はこれくらいにして・・・本題に入って貰おうか。キミが俺に何をしに来たのか、重々解っているつもりだけど・・・一応、ね。確認だよ。
・・・・・・ふーん。これは驚いた。そこまで解ってしまったなんて、驚きだ。まあ、一部間違っているけどね。別に俺は彼女の為にやったんじゃないよ。自分の為、それだけ。俺は快楽主義者だからね。
それにしてもさぁ・・・そろそろ気付いて欲しいな。ん? 何のことかって? ―――あはは、やっぱり所詮、キミはキミでしかないね。その程度の人間ってことだ。その程度の人間が、そこまで解ったなんて奇跡に等しいよ。
あはははははッ、やっと違和感に気付いたかな? ねえ、微かに匂うだろ? キミがよく知っている、俺らの身近な匂い。この前なんか、彼女と俺のせいで学校中がこの匂いに覆われていたよね。
―――やっと解った? そうさ、鉄の匂いだよ。表情が変わったね。面白いなぁ、ほんと。くくっ、ほんとキミって面白い。
誰から発せられている匂いだろうね? ああ、言っとくけど俺は知らないよ。彼女がやってるんだ。そういうこと、彼女がいるんだよ。キミも馬鹿だよね、一人でここに来るなんて。俺が黙ってキミに殺されるとでも思った?
それにね、俺に対して復讐しようったって、そんなの馬鹿げた話なんだよ。だって、解るだろ? キミは知っている筈だよね。俺は俺が楽しむ為ならば、俺自身が快楽を味わう為ならば、何だってするけどね。でも、大抵は自分の手を汚さない。そういう、狡賢くて汚い人間だよ、俺は。
キミじゃあ彼女には勝てないし、てーか、俺にも勝てない。ごめんね、俺、思ったことははっきり言うタイプだからさ。とりあえずさ、言って良いかな? キミってほんと、甘いよね。それに臆病で弱虫だ。
え、何? キミも俺に言いたいことあるの? 何、言って良いよ。どーせキミ、ここで死ぬんだし。ほんと、悪いと思ってるよ。キミのことはそれなりに好きだったんだ。だけどこんなことになってしまって。でもまあ、後悔はしてないけどね。だって俺、そーゆー人間だから。だからさ、言って良いよ? ほら、もう時間が無い。彼女の足音が聞こえるよ。
―――「 」
・・・・・・・・・・・・・・・まさか、キミからそんな言葉を聞く、なんて、思ってなかったな・・・ちょっと、いやマジで、本気で、驚いてる。何を言えば良いか、解らなくなった。キミがそんな言葉を言える人間だとは、思ってなかった・・・。
人間って、最期には何だってするもんなんだね・・・はは、ちょっと怖いかも。なんかこのあと最悪なことが起きそうだよ。
・・・あ、来たね。待ってたよ。ねえ、結構潔いよ、あれ、予想の範疇だった? まあ、いいや。とりあえず、殺しちゃって?
―――私が最期に見たのは、笑いながら泣いている男の姿だった。
まあ、戯言はこれくらいにして・・・本題に入って貰おうか。キミが俺に何をしに来たのか、重々解っているつもりだけど・・・一応、ね。確認だよ。
・・・・・・ふーん。これは驚いた。そこまで解ってしまったなんて、驚きだ。まあ、一部間違っているけどね。別に俺は彼女の為にやったんじゃないよ。自分の為、それだけ。俺は快楽主義者だからね。
それにしてもさぁ・・・そろそろ気付いて欲しいな。ん? 何のことかって? ―――あはは、やっぱり所詮、キミはキミでしかないね。その程度の人間ってことだ。その程度の人間が、そこまで解ったなんて奇跡に等しいよ。
あはははははッ、やっと違和感に気付いたかな? ねえ、微かに匂うだろ? キミがよく知っている、俺らの身近な匂い。この前なんか、彼女と俺のせいで学校中がこの匂いに覆われていたよね。
―――やっと解った? そうさ、鉄の匂いだよ。表情が変わったね。面白いなぁ、ほんと。くくっ、ほんとキミって面白い。
誰から発せられている匂いだろうね? ああ、言っとくけど俺は知らないよ。彼女がやってるんだ。そういうこと、彼女がいるんだよ。キミも馬鹿だよね、一人でここに来るなんて。俺が黙ってキミに殺されるとでも思った?
それにね、俺に対して復讐しようったって、そんなの馬鹿げた話なんだよ。だって、解るだろ? キミは知っている筈だよね。俺は俺が楽しむ為ならば、俺自身が快楽を味わう為ならば、何だってするけどね。でも、大抵は自分の手を汚さない。そういう、狡賢くて汚い人間だよ、俺は。
キミじゃあ彼女には勝てないし、てーか、俺にも勝てない。ごめんね、俺、思ったことははっきり言うタイプだからさ。とりあえずさ、言って良いかな? キミってほんと、甘いよね。それに臆病で弱虫だ。
え、何? キミも俺に言いたいことあるの? 何、言って良いよ。どーせキミ、ここで死ぬんだし。ほんと、悪いと思ってるよ。キミのことはそれなりに好きだったんだ。だけどこんなことになってしまって。でもまあ、後悔はしてないけどね。だって俺、そーゆー人間だから。だからさ、言って良いよ? ほら、もう時間が無い。彼女の足音が聞こえるよ。
―――「 」
・・・・・・・・・・・・・・・まさか、キミからそんな言葉を聞く、なんて、思ってなかったな・・・ちょっと、いやマジで、本気で、驚いてる。何を言えば良いか、解らなくなった。キミがそんな言葉を言える人間だとは、思ってなかった・・・。
人間って、最期には何だってするもんなんだね・・・はは、ちょっと怖いかも。なんかこのあと最悪なことが起きそうだよ。
・・・あ、来たね。待ってたよ。ねえ、結構潔いよ、あれ、予想の範疇だった? まあ、いいや。とりあえず、殺しちゃって?
―――私が最期に見たのは、笑いながら泣いている男の姿だった。
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Name:在処(arika)
Sex:女
Birth:H7,3,22
Job:学生
Love:小説、漫画、和服、鎖骨、手、僕っ子、日本刀、銃、戦闘、シリアス、友情
Hate:理不尽、非常識、偏見
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