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せんそうとへいわ
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世賭翠


光音さんから頂いた世賭と翠。私の誕生日をスルーしたお詫び絵?←
まぁ、普通に誕生日絵ってことで…

世賭はこういう服が似合うよねっていう双方納得の服装であります
ほんと好きだなこの人のセンス。

本当に有難う御座いました、これからも宜しく光音さん。

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 夢遊び 
  -The rule is blaking territory-



それがこの少女の望む物なのだと理解したときは、なんて普通なのだろうと思った。

長い銀髪で顔を隠して眠る少女。

屋外の木陰で無防備すぎるその生物に毛布は必要なのか、いや、その前にそんな物はないかと割と緩慢に考えている少年は、そこを通り過ぎようにも結局する事もないので、少女の側に付き添って座っていた。

それに、腹減ったし。

それでも、断りも入れずに他人の夢へ入れる程少年に余裕がない訳でもなかった。
…ただ入る程、満ち足りてもいなかった。

「あれ、しぐちゃん… しぐちゃんだよね?」

口調とは裏腹にどこか透き通った声。
…そういえばふざけていても笑みを含んでいても、一閃の鈴の音のようにいつもはっとさせるものがあった。

「あァ… そーだけど」

さーて、どう料理しようか。









「……?」
でも、前から感じてた違和感が今鮮明になってる。
「ほんとに…… "時雨"、」
「おっと…何?」
「……!」
何を考えてか、何を思ってか、彼の顔があたしの目の前にあった。この一瞬で。

「え、えと……っ?」

…まっすぐな瞳って、少しだけ苦手だ。

「…ねぇ、"おやすみ"って言う時、何を感じる?」

「…………っ?」

…あたしが、問いたい。
貴方、今、

ごとん。

「僕なら、強いて言えば支配感かな…。 それは勿論形のないものだし、ましてや"僕の"腹には入らない。あったらあったで少し満足だけど、なくても死にはしないよね?」


うなじに一撃喰らっただけで、たとえ神と名が憑いていても気を失った。
僕の腕にすっぽり収まっても、特に感動はない。









無かっただろう。

…その中性的な少年は、木の上からそれを観察していた。
「俺なら、死んじゃうけどねー。風使いにとったら、何かを揺らす風(もの)がないなんて、一大事なんだよ」

眠る彰所の長い銀髪が、風で小さな束になってたなびいた。









風が吹いて埃が飛んで来た。
「ふァぁ……」
でも結局、彰所は欠伸しかしなかった。

「あー…… 眠」
なんか面白い事ねェかな。
どーでもいいけど。



×



地球みたいに大きな、陰のない日溜まりが気持ち悪い日。
今日の夢日記。

登場人物は~…ん?
(解析中)

…何か、呼んでもない要らない客がいっぱい来た。
早急に帰ってほしいから、お目醒めの開口、入り口に箒を立てかけた。まだ真っ白なのにな~。

少し予定がずれたけど、そんなのも予想の範疇。
さて、今日も元気にまずは"住"を創造…


…。
って何だよさっきから、っ?









「うわぁ~っ!?」


…なんだか大きな風が来た様子。
吹っ飛ばされるくらいなら、最初にでかくなっておけばよかったなと思う。今更。
「…? 何だここ、いきなり」
目の前には、不思議なイキモノNo.1が立っていた。
「………………女男女男女男男女~?」
…わたしの第一声をとりあえず書いておいた(よく数えたら男女も+-0だったから、『先生、男子が、若干~』もついでにすっ飛ばしといた)。
「………、 そうだけど、何?」
にっこり笑われた。 どことなく悔しいけど、やっぱり華とか咲きそう。男のくせに。

「どうやったかは知らないけど、勝手に入ってくるなんて~。あんたも平屋にされたいの~?」
「いや、俺気付いたらここにいたんだよ…それよりここ、綺麗だね」
わたしの発言も綺麗に流して、彼(とりあえず)は竹やぶを眺めていた。
それもすっ飛ばして作った"周"なんだけど…あぁ、順番狂い過ぎ。

「…夢に綺麗も何もないよ、桜の庭の女男さん~」
「お、また誰か来たみたいだよ?」

……………。
誰かダウトを捏造して。








少し迂闊だったな…もっと警戒してれば、少しは騙せたのかもしれない。
でも仕様がない。
失敗したのだから、ここはきっと夢の中。
起きた所で、夢の中。
んでもって…

「………亜空?」

と、…桜庭 暁(さくらばあかつき)君、って子らしい。
夢の中でどこまで能力発動でかるかも、問題だよね。


「…魚のくせに。水は創った憶え、ないんだけど」
「っ、うわっ!」
途端に、周りの竹があたしに襲いかかってきた。 咄嗟に避けたけど、ピリピリするから何箇所か切ってる。
当然の如くすぐに第二撃が来るので、とりあえず後ろに瞬間移動。
でも、あたしの運動神経のなさは、この子も知り尽くしているからなぁ。
「とか、来ると思ってるんだろーけど、」
「ぅあ"っ……!?」
…脳に来た。この感覚、久々っ…
焼き尽くされる前に、同等以上の"力"で抵抗する…

「!!」
必死に"力"の隙間を探してすり抜けると周りの空気が後ろに流れた事で、あたしは宙に浮かされていたのだと気付いた。
このまま背中を強打すると悟ったあたしは、目を瞑った。

どさっ…

…でも、望んだ程の衝撃はなかった。









幸運とはかけ離れた物が落ちて来た。どっちも望んじゃいないけど、こっちは純粋に只の迷惑。

「…………聖(ひじり)……………!……まで、ここに…」
「…何が起きてんのかと思えば」
…また急に現れた女(推定。でか過ぎ)が、墜ちるはずだった魚を捕獲した。でもすぐに喰う気はないだろう。
それにしても、女にお姫様抱っこされて嬉しい女が……、いたわ。
しかもそれは、わたしにとってとても近しい女(ひと)。

…あぁ。普段のわたしでは考えられないような戯れ言。
要らない思考、多すぎ。
迂闊だった。

順番、狂い過ぎ。

狂い過ぎ。

捩れてく。

脳みそが、捩れてゆく。

思考が、入り混じる。

ましてや、わたしの中にいる"人格"そのもの。


これだから、他人なんて嫌いなんだ―――









「…そーだね。近くにいた人は、全部取り込まれてるのかな」
この子のことだから本意は判らないが、簡単に捕獲されるとは。
あたしが"眠る"前の出来事からして仕掛人は"夜君"。
でも、その舞台に同類の亜空を選ぶのは何が目的なんだろう。わからな―――
「……聖?」

脇腹に、熱が、走った。

「―――――――――ッ………!」
理解する前にあたしの脚も脚で蹴り上げていた。
結局はクッション代わりでしかないのか、なんて思うのはまた後の話。
当然避けられるから結局は背中強打。
悶えた刹那今度ははっきりと銀の刀身が見えたから、とりあえずギリギリでガード。
…結界出してから愛架がいないことに気付いたり。
弾力性のない結界出しちゃったから、どちらが先に割るかの根比べ。
…結局クッションにすらなってないじゃん。なんなのあんた。
なんとなく少しだけ目線を下げたら、脇腹で流れる血がどくどくいってるのが目に入る。あぁ、失ってるのか。とたんに、結界に亀裂が入る。割ーられた。
左に体をよじって躱す。多分、ギリギリ擦ったのは刀身じゃなくて風圧。
と思えば足かなんかで体を転がされた。世界が廻る。…刀を引き抜いたのか。
なら、「ぐぁ、!?」…突き出した足に予想内の攻撃が入って結局予想外。
でももう片方での蹴りはかろうじて腹に入ったらしく、異物とあたしの足が融合したのはほんの一瞬。
「っ…、」 また大きく血を失い。
うわ、立てないじゃ、「なんてね」
相手の左足の一点に集中して放つ衝撃波。これは結構痛いと思うよ。
一度夢に堕ちたら立ち上がるのは難しい?
なら立ち上がらなければいいのですよ。
さて、ここからが正念場―――









「はいはい、そこまで」
その男、時計を気にしないウサギはいきなり現れて、魚の腹を踏みつけた。
「!、夜く――」
「霊力発動」
そしてかわかすように今度は突風も現れる。
わたしの小さな体では、やっぱり舞い上がる。ああ疎ましい、掴まれるもの、圧の生まれる瞬間―――
「何…? あー、そこジェットコースターみたいで楽しい?」
「どこがだよ」
…思わず突っ込み。
やはり体で感じるが早い。わたしが扇に掴まってもこの圧力。てか、わたしがほんとに質量ないみたいじゃないか。
「じゃあ、丁度いい所で。 銀髪の小人さん」
筋力の限界と共に振り落とされた。

「君と首謀者、この夢をもっと面白くするにはどっちを叩くのがいいの?」









覚醒した途端に激痛。これ何度目だろう。

目を開けたら、しぐちゃんがいた。じゃない、夜君?
目の前じゃないけど。あれ、おかしいな。
これは夢? だって、さっきは、

「夢じゃないよ。 ほら、鎖月聖はもういない」

…ほんとだ。   
消えちゃった?   一抜けぴ?
それは嫌だな。   ずるいなぁ。
だからもう行かないように、裾を掴む。 …あれ。

なんか、違う。

「…そっか。まだ夜なんだから、起きる時間じゃない」
…とりあえず騙せはしなくても、困惑させることに成功した。
「…大方、さっきの風で亜空に気圧されて消えたんでしょ。あたし達同士が打ち合ったからって、あの子の夢から出て行ける訳じゃない。それに、あの子に他人の戦いを悠々と見物できる余裕もない」
そう。
まだこれは夢。
そしてその支配者は、夢を操る夜君と、
脳を操る亜空。
内側から拡げていくか、外側から握りつぶすか。
あたしの能力を思い出したのか、夜君があたしを振り払おうとする。
無理だよ。もとより腕より裾を掴む方が得意なんだ。もう放さない。

「…質問が違うんだよ。あたしは"おやすみ"とはいわない」

面白い夜(ゆめ)を見て、また朝に戻れるように。

「"Good night"っていうの」









…暗転。



×



嘘嘘。
誰かの能力を奪った矢先に、
色なんてないの。



×




「……………うわ」
「…あ、亜空だ」
「…まっさかさまになっても、魚は魚だね~」
「え?…いや、亜空がさかさまなんじゃないの?、」
「…自分の能力も忘れるぐらい頭まで魚になった~?」
……………。
暗黒背界。 でもそれは、目を瞑っているから。
結局離れた腕だけど、憶えてる。
いつものように、奪って、ひっくり返して、
「そっか。今度は朝が来るのを待ってるのか」
「…どーだかね」
「っ?」
「…ねぇ、亜空の夢は識っているよね?」
「……さぁ、ね」
他人の夢なんて、識り尽くせるはずがない。
「夢と現実に境界線なんてあると思う?」

「"夢"っていう字の上の部分って、"亜"に似てるよね~」

「亜空の夢は、お前を殺して―――」


上を見たら、皆まっさかさまに堕ちていました。
風だってほら、あんなに。



×


  ゆ

                 が

               む



×



(誰かが呟いた。)
「…ここまでカオスになっちゃって。ある意味御馳走だなァ」
(気怠そうに遠くを見据えているその瞳は、早熟故にどこか少年らしさを残している感じ。)
「ンで、お前は追い出されたのか? 鎖月聖」
(似たような口調で、暗闇にゆらゆら揺れている。)
「さァな、鞭持った女王様もどきに途中で飽きられたらしい。
もとより戦いが面白そうだから乗ってやっただけだけど、また地上で幾らでもできんだろ」
「…戻って来れンのかな」
「それは知らない。ってか、私よりお前の方がわかるんじゃないのか?」
「…………はァ」
(相棒の尻拭いにまたご出勤かよ、と誰かが呟いた。)



×



「!」
堕ちた衝撃を感じた気がして、目が醒めた。
でも下は只の地面。軽く撫ぜてみると、感触は岩肌?
そして、上を見上げればただただ続いて行く星空。
…あぁそうそう、こーいうの。実際墜ちてないのに、墜ちたように目が醒めるのって原因は金縛りと同じで、疲れとかから来るらしいよ。どっかで読んだ。
…ってことは、しぐちゃんの能力で下剋上成功?
やっと夢から脱却できた…?

「…ふーん、お前が」
目前からの女の声で、重い体を起こす。
えーと… この子は、荒木 莉棲(あらきりすみ)?

「ちょくちょく私と時雨の邪魔する女」
…大分語弊があると思うんすけど。

「現実でだって、死んでも生まれ変われるのに」

「夢の中でまで、足掻くんだ?」

「わかってるんでしょ? 私は今から貴女を殺すよ」

気付けば、起こしたはずの体も寝そべってる。
重力操作…? 起き上がれない。
今度は本気で金縛りだ。

目の前の、只女の形をした自己暗示。
…亜空め、手の込んだ事をしてくれやがって。

そういうこと、でしょ?

夜って、思う以上に長いんだよね。

起きた所で、夢の中。




背景に、星が回転したように煌めくのが見えた。


でも、それが頭を打ったからなのかどうかはわからない。

なぜなら、凶器も狂気も確認する前にまた視界が遮断されたから。
どんどん短くなる時間。



×



(ここのページはおそらく日記の著者によって破られているようだ)



×




それがこの少女の望む物なのだと理解したときは、なんて普通なのだろうと思った。
でも、隠蔽が必要な程だったとは。









そよ風が頬を撫でた、気がした。
最近、寝覚めよくなった?

今度こそ、朝なんだろうか。
"今度こそ本当に、立つのを諦めただろうか"。

っ?

「おっはよ~」
「? あ、亜空?」
改めて周りを見ると、"そこ"はいつか見た"学校"の"保健室"のようだった。
「その通りだよ~、正解」
…ここまでは、"夢の中の出来事と一緒だった"。


「あッ――――――」
蒼い少女の首が、銀の少女によって絞められる。
「…怖い~? 恐ろしい~? どっち~?」


「夢は必要? 遊びは必要?」

「必要だと思うよ~」

「だから皆、くだらない事に尻尾を振ってついてきた」


「でも、それだけ~」

「結局夢で殺されて」

「何度も何度も殺されて」

「現実でも何度も死んだ」


「夢と現実に大差はあるの~?」

「現実の夢~ 現実が夢~」

「結局亜空だって、このやり方じゃ殺したって お前を喰う事はできないんだ~」









…あぁ、確かに。
自分で 言ったんじゃないか。
現に、既に、
あたしの視界は紅だか黒だかもわからなくなっている――









…暗転、明転。



×



終盤に来て、方向性が決まって、一応安定はしてる。
時雨なら、喰おうと思えば喰えるのではなかろうか。
僕は もう知らない。

どうせまた、狂いながら閉ざす夢だったのだから。


                      end

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